木村彩子 個展 此処や彼処 2025年1月24日(金)- 2月22日(土) open 13:00 - 19:00 close 日曜・月曜 2/11(祝・火)
CANDYBAR Galleryでは初となる、村松英俊の個展を行います。 村松は、既存の物と石を組み合わせた彫刻作品を制作しています。「人の気配を感じる物が好きだ。」と語る村松は、以前誰かが大事に使っていたであろう物や身の回りにあって人を支えてくれる道具の姿に惹かれ、その存在を石の中に留めて残したいという気持ちからその物の一部を石でかたち造っています。 ガラスや木材、プラスチックなど、いつかはその形が消えてしまうであろう物達は、その物としての役目を終えた後でも、美しさや愛おしさの形が永遠に残るようにと村松は石を用いてその形を永遠のものとしています。 日常の中に寄り添う物の形と気配を、“永遠”の形として石で彫りつくる村松の作品世界をどうぞお楽しみください。 村松英俊 個展 time 2024年2月29日(木)- 3月30日(土) open 13:00-19:00 ※3月3日(日)はオープン close 日曜・月曜 / 3月5日(火) 村松英俊 Muramatsu Hidetoshi 1988年 静岡県生まれ 2014年 京都芸術大学美術工芸学科 立体造形コース 卒業 2016年 東北芸術工科大学大学院 芸術文化専攻 彫刻領域 修了
谷口典央 個展 漂う跡 / Floating marks 2023年10月27日(金) – 11月25日(土) Open 13:00-19:00 Close sun / mon 10月27日(金)、28(土)は作家が在廊しております。 ※10月28日(土)は、Art Collaboration Kyoto Night Outに参加の為、21時まで開廊しています。 ※10月29日(日)は、Art Collaboration Kyoto開催に合わせ13:00-18:00にて開廊いたします。 このたび、CANDYBAR Galleryでは3回目となる谷口典央の個展を行います。 谷口は、油絵や版画、木の板を彫り描いていく版木の作品など様々な技法にて、過去・未来・時間をテーマとして、谷口独自の物語を描いています。 2021年の個展では、タイトルを「新しい惑星を歩く」とし、“ある者”が地球に似た新しい惑星を発見し、探索をして見つけた生き物や植物などの記録をテーマとした作品を発表しました。 本展覧会では、版木作品を中心とし壁面全体を1つの画面と捉え、谷口の物語に登場する生き物や植物、物語を指し示すかのような存在の幾何学模様などを描いた作品を、物語を巡るかのように配置されています。 本展覧会の中心となる版木作品は、木目を活かした色彩の版木から、ここ数年は油性絵具を用いて、木に染み込ませるように描く作品を多く制作しています。より色彩の深みを増した版木からは、谷口が彫刻刀で彫った線の跡が、描くイメージを取り巻く空気の流れのように生まれてきます。そこに漂う空気の流れは作家自身がその場所を漂った跡であり、本展覧会の変化し続ける静かな惑星の記録でもあります。
松岡柚歩 個展 冗長な月 2023.4.27fri - 5.27sat 13:00-19:00 close sun/mon オープニングレセプション / 4.27 fri 17:00-19:00 CANDYBAR Galleryでは初となる、松岡柚歩の個展を行います。 松岡の代表作である「outline」シリーズは、アクリル絵具で格子柄を描きその上に抽象的な色面を描いています。透明色や不透明色の重なりやグラデーション、盛り上げた絵具を用いることにより平面の中で奥行きや揺らぎを生み出しています。その色彩溢れる画面は、見る者を魅了します。 本展覧会では「outline」シリーズと、毛糸で編んだ作品シリーズを展示いたします。この毛糸で編んだ作品シリーズは、「outline」シリーズを描き出す前の2018年頃(大学3年生)に、絵具の乾き待ちの間に手元を動かすように編み始めたのですが、作品として意識して制作・発表したのは昨年の2022年からでした。 毛糸と絵具という、全く異なる物質での制作ですが松岡にとってはそれほど遠くないことだと言います。ペインティング作品では絵具を混色せずに絵具の素材のままの色彩を用いて描いていますが、混色することのない編み物は、松岡にとってペインティング作品の時と同じ色彩感覚で制作できる方法の一つです。 本展覧会では、ペインティング作品と毛糸の作品をひとつの空間に展示していますが、絵具と毛糸から生み出される色面の空間からは、豊かな色彩の他に不思議な気配のようなものを感じます。 この“不思議な気配”は、絵具と毛糸が持つそれぞれの物質が生み出す存在感が、気配となって色彩に現れてくるからではないでしょうか。 松岡の生み出す豊かな色彩を、本展覧会にて見て感じとっていただけたらと思います。 「冗長な月」 月がたくさん見える。 これは嘘ではなく、本当に私の目にたくさん映っている。 昔から乱視を持っているが、年々酷くなっている。 何度か眼鏡も作り直した。 だが、特に遠くのものを集中して見ようとするとどうも複数に重なって見えてしまう。 月はひとつしかない。 ないものが見えることと、 存在しているものの本当の姿が見えないこと。 いつかはっきりと月が見たい。 松岡柚歩
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