GALLERY CANDYBAR KYOTO

Exhibition

大石奈穂 個展「瞬きの箱」 2025.4.11-5.10

大石奈穂 個展「瞬きの箱」 2025.4.11-5.10

大石奈穂 Nao OISHI 瞬きの箱 2025年4月11日(金)- 5月10日(土) open  13:00-19:00 close  sun/mon   このたび、CANDYBAR Galleryでは大石奈穂の個展を開催いたします。 動物や木や植物などを精密かつ静謐に描く大石の作品は、まるで小さな王国のようです。日常から自然や動物を好み観察している大石の眼差しが、小さな筆を通して画面いっぱいに描かれています。作品は、小さな筆が伸びやかに色彩を運べるよう丁寧に施された画面づくりからはじまります。その画面の中では、葉の葉脈から動物の毛の1本1本まで描きその独特な存在感を表しています。またそのような作品の一方、ものの輪郭を曖昧にそしてひかりを纏ったように描かれた自然や風景、動物の作品画面もまた大石のこころの内を丁寧に描いた作品で、優しい空気が漂います。  大石の根底に一貫してあるコンセプトが〈からだの確かさとこころの不確かさ〉の二面性です。 「いつも《からだの確かさとこころの不確かさ》の二面性、そしてその2つをつなぐ輪郭線を描きたいと思っている。形や重みのあるからだが有限である一方で、永遠という幻想を求め続けるこころ。輪郭線は外の世界との境界線であり、自分を守るシェルターでもある。(大石奈穂)」  本展覧会タイトルである「瞬きの箱」の“瞬き”とは、一瞬だけ見える光や現象などのような捉えることのできない出来事でそれは曖昧で不確かなものです。そのような出来事こそ絵画という画面の中で、曖昧という輪郭を表現できるのではないでしょうか。大石が描くのは、見えるかたちと見えないかたち。そのどちらもが共存する絵画の画面だけに許された小さな王国なのではないでしょうか 関西での大石の作品発表は今回が初めてとなります。大石奈穂の渾身の作品をぜひご覧くださいませ。  

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