フランス出身のストリートアーティスであるインベーダーの正体はほとんど知られていません。

インベーダーの作風の特徴は何と言っても70〜80年代のレトロゲームを連想させる8ビットのキャラクター。その中でも代表的なのが、1978年に誕生したアーケードゲーム「スペース・インベーダー」のキャラクターをセラミックのタイルで作り上げた作品です。
ゲリラアート活動は、1990年代後半から活動が活発になりました。インベーダーは「メインのコンセプトは、伝統的なモザイクタイルとピクセル画の関係に対する好奇心です。そして実際のタイルで作ることで、デジタルなキャラクターに命を与えるという発想を中心に作品を作っています。スペースインベーダーのキャラを使っているのは、それが私のやり始めたこと、曰く世界の侵略を体現しているからです！」と語ります。

また、彼がストリートに作品を残す理由の一つとして、「誰しもがギャラリーや美術館に足を運べるわけではないから、街中に作品を残すことによって一般の人々にも日常的にアートを楽しんでほしい」と挙げています。
彼の作品は、今や世界40カ国の都市に侵略しているだけでなく、ファッションブランド「ANYA HINDMARCH」とのコラボレーションでも話題になりました。