ロイ・リキテンシュタイン
SOLD OUT
制作年 1972
エディション ED 80
技法 リトグラフ/ lithograph , シルクスクリーン/silkscreen
作品サイズ 1000x685mm
額サイズ 1220×900㎜
作品の状態 良好
額の有無 有り(新品)
<作品説明>
作品画面下に、サイン・エディションの記載有り
1923年、アメリカ生まれ。アンディ・ウォーホルらとともにポップアートの代表的な画家の一人です。新聞連載の通俗な漫画の1コマを、印刷インクのドットまで含めてキャンヴァスに拡大して描いた作品群で有名です。漫画の持つ単純だが強烈な線、単純化された色彩などの表現力を油彩で表現しています。
1940年、オハイオ州立大学美術学部に入学。初の個展は1951年、ニューヨークのカール・バック画廊で開催ました。1950年代には製図工、大学講師などをしながら生計を立て、当時は最新の抽象表現主義風の作品を制作していた。
リキテンスタインの代名詞となっている、漫画のコマを拡大したような作品は1960年代初頭に登場します。自分の子供にミッキーマウスの漫画を描いた時に、従来のいわゆる芸術としての絵画よりも漫画の方が強烈なインパクトと表現力を持っていることに気が付いたそうです。作品では事物は全て太い輪郭線で囲まれた平面として表され、色は原則として三原色のベタ塗り、陰影はドットの大小や密度で表現されています。こうした通俗的、類型的な表現のなかに美を見出したところに彼の独創性があると言えます。また赤・黄・青の三原色と白・黒に限定した色使いはモダニズムの抽象画家であるピエト・モンドリアンにも共通しており、漫画の平面性を強調した画面は同様に平面性を強調した抽象表現主義から連続しているところもありました。
後に漫画のみならず、古今の名画を同様の平面的な手法で描くシリーズや、絵具をぶ厚く塗った筆跡のような平面性とは対極にあるものを、漫画のように平面的に描くシリーズなども展開しています。色使いも、後に三原色以外の色も使うようになり、また絵画の中に鏡面を取り入れたり、立体作品の制作なども手掛けています。
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