山ノ内陽介 個展 形而上的ビバリウム 2024年4月26日(金)− 5月25日(土) open 13:00-19:00 / 4月28日(日)、29日(月) close 日曜・月曜 / 5月7日(火)、8日(水) 作家在廊日 4月26日(金)、27日(土) この度CANDYBAR Galleryでは、山ノ内陽介展「形而上的ビバリウム」を開催いたします。 山ノ内はこれまでに、古典絵画の人物を模写し、剥がし貼り付けることによって平面を3次元的にする「皮」シリーズや、ストロークの美しさを追求し描く「ポートレート」シリーズ、一筆描きの筆致によって絵画空間上に奥行きのある形態を描き出す「Mindfulness」シリーズなどを発表してきました。 本展覧会のタイトルである“形而上”とは主に、形を持たないもの、有形の世界の奥にある深遠なもの、などの意味があります。美術の歴史の中では、20世紀初頭のイタリアにて「形而上絵画」という、瞑想的な風景やどこか辻褄の合わない奇妙な風景。など非日常的な世界を描く絵画様式が ジョルジョ・デ・キリコ(1888年-1978年)によって提唱されました。 展覧会と同タイトルの新作「形而上的ビバリウム」では、二人の人物や宙を舞う魚、湖面と木々の広がる風景が描かれていますが、その世界が幻想であると指し示すように、画面を囲む紫色の色面が描かれています。その画面の上部から吊るされた電灯は、幻想の世界と現実世界を繋ぐかのように見えます。また、描かれた人物や魚は一見するとどちらも同じ描写で描かれているように見えますが、一方は山ノ内の代名詞とも言える技法の「皮」シリーズの技法で制作されています。平面的に描かれたものと、絵具の表層で立体的に制作されたもの。その現実に気づいた瞬間にまるで現実と非現実の狭間に立つかのような錯覚に陥ります。 また近年では、山ノ内が選んで手にした人形や目の前に現れた鳥などを、画面の中央に配し対象物に対し忠実に描いた作品を描いています。山ノ内が見ることを通して描かれた画面には、儚くも慈しむ眼差しが溢れています。 山ノ内は、絵画の歴史に真摯に向き合いその上で自身の表現を模索し新たな絵画の可能性を追求しています。描くことは日常の世界と非日常の世界を往来する術であり、そのまだ見ぬ世界を山ノ内は絵画を通して私たちの表してくれます。 山ノ内陽介 Yosuke YAMANOUCHI 1996年 愛知県生まれ2019年 名古屋造形大学洋画コース 卒業2021年 東京藝術大学大学院 美術研究科油画専攻 修了
ギャラリーコレクションを中心とした展覧会「THE COLLECTION」を行います。 THE COLLECTION 2024年4月9日(火)ー 4月20日(土) OPEN 13:00-19:00 CLOSE sun / mon Artist辰野 登恵子 Tatsuno toekoアレックス・カッツ Alex katzマン・レイ Man rayユリヨ・エデルマン Yrjö edelmann
CANDYBAR Galleryでは初となる、村松英俊の個展を行います。 村松は、既存の物と石を組み合わせた彫刻作品を制作しています。「人の気配を感じる物が好きだ。」と語る村松は、以前誰かが大事に使っていたであろう物や身の回りにあって人を支えてくれる道具の姿に惹かれ、その存在を石の中に留めて残したいという気持ちからその物の一部を石でかたち造っています。 ガラスや木材、プラスチックなど、いつかはその形が消えてしまうであろう物達は、その物としての役目を終えた後でも、美しさや愛おしさの形が永遠に残るようにと村松は石を用いてその形を永遠のものとしています。 日常の中に寄り添う物の形と気配を、“永遠”の形として石で彫りつくる村松の作品世界をどうぞお楽しみください。 村松英俊 個展 time 2024年2月29日(木)- 3月30日(土) open 13:00-19:00 ※3月3日(日)はオープン close 日曜・月曜 / 3月5日(火) 村松英俊 Muramatsu Hidetoshi 1988年 静岡県生まれ 2014年 京都芸術大学美術工芸学科 立体造形コース 卒業 2016年 東北芸術工科大学大学院 芸術文化専攻 彫刻領域 修了
ギャラリーコレクションを中心とした展覧会「THE COLLECTION」を行います。 THE COLLECTION 2024年1月16日(火)ー 2月17日(土) OPEN 13:00-19:00 CLOSE sun / mon Artist 奥村彰一 Shoichi OKUMURA 木村彩子 Saiko KIMURA 藤本純輝 Atsuki FUJIMOTO
CANDYBAR Galleryでは初となる勝木有香の個展を行います。 勝木はシルクスクリーンの技法を用い、アニメーションのキャラクター画面の中の「動き」を可視化する為の曲線や線の重なりを用い、平面の画面の中に躍動感を生み出す作品を制作しています。 制作のきっかけとなったのは、カエルの跳躍をスローモーションで撮影した動画を見たことでした。人の目では捉えきれない動きがあることに気づき、「静」である平面の中に動きを感じさせるような作品を生み出す方法について考え始めました。 制作当初は主にモノクロの画面を制作し、線の重なりによる躍動感が画面いっぱいに広がっていました。数年前よりカラー作品を多く手がけるようになり、線の躍動感に加え色彩による画面の中の奥行きが広がり作品の深みがより一層増してきました。 本展では、新作11点を含む17点を展示いたします。 勝木有香 個展 LETTING GO OF BALLOON 2023年12月2日(土)- 12月24日(日) Open 13:00-19:00 Close sun / mon ※12/3(日)、24(日)はオープンいたします。 作家在廊日:12/2(土)、3(日)、23(土)、24(日) 私は主に、ある方向に動くことで変化する形や曲線、リズム感に興味があり、それらを追ってしまいます。 日常を過ごす中で、それらを意識していると活発さや原動力、たまに壮大さに押し流されるような感覚を持ち、その感覚を断面的に切り取ると様々なレイヤーの中に「動き」が見えてきます。 この「動き」を重要視しながら可視化させるため、いくつものセル画で構成されているアニメーションの中にもこの感覚の力を持っているのではないかと可能性を感じ、最近はそれらを素材・モチーフとして制作しています。 アニメーションの中のキャラクターがリズミカルに動くことで変化する、柔軟性のある形や曲線などをトレースし、さらに塗りつぶす、消す、重ねるなど画面上でまた新たな「動き」を再構成していきます。これらが目の前に現れた時、どのような存在として受け入れられるのかについて制作しています。 今回の展示「LETTING GO OF BALLOON」というのは「風船を手放す」という意味です。 空気の入った風船を手放すと、内からの空気が勢いよく外に吐き出され、予想外の方向に移動する場合もあれば、風船の口が閉じていると、外からの力によってフワフワと自由に動くというように、今回展示する作品たちは、手放された風船のように気づけばあらゆる形や方向に移動、変化しているような瞬間の素材・モチーフとして集め、表現しました。 勝木有香
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